一部の区画は草生栽培です。牧草地あり、休耕・転作地あり… これらのメソッドは生物多様性の保護を目的に導入しています。

さらなる環境改善を目指し、レゾネ法でのぶどう栽培に取り組んでいます。

シャトーでは2人の女性農学エンジニアが活躍しており、実に心強い存在です。環境マネジメントシステム（SME）およびぶどう栽培の高精度化に重点的に取り組んでいます。

「SME」とは、自然環境への負荷を極少化しながら事業活動を行なうための環境管理システムで、ボルドーワイン委員会（CIVB）がリーダーシップをとって環境への取り組みをサポートしています。カロン・セギュールにおいても、水・エネルギー資源の使用最適化、資材の削減、廃棄物・廃水の再利用、各種サービスの共同化、スタッフおよび近隣住民、消費者の健康リスクの低減、労働環境の改善など、多くの課題に取り組んでいます。

ぶどう栽培の高精度化には、最新鋭の衛星画像とマッピング技術が活用されています。1平方メートルごとの緻密な解析データをもとに、ぶどう樹それぞれに最適な処置を施しています。

これらの努力が実を結び、2017年7月にはISO 14001およびHVE 3（環境価値重視／Haute valeur environnementale）の認証を取得。カロン・セギュールが誇る美しき自然… 今後もさらに積極的に環境問題に取り組んでまいります。